トップページ

テラコッタとは

テラコッタはイタリア語で焼いた(COTTA)・(TERRA)を意味し、
キャロット色をした素焼の焼き物をいいます。


石器時代の昔よりつくられ,日本では縄文時代の土器・はにわなどがよく知られています。                   明治になって西洋文化が入り、建物にも影響を与えてテラコッタが
使われるように なりました。 
現代ではテラコッタが建築に使われることが少なくなりましたが、                                自然な風合いや温もりのある質感からガーデニングの鉢や置物などと広く                            愛用されています


多孔質の焼き上がりから、通気・排水性に富むことで植物には良い
とされています。                                               また、そのような特質から、白い粉状の白華現象や苔むしたりすることがありますが、
使い込むほどに表情が変化し、風格や趣きが増してくるのも楽しみのひとつになります。
 

       

 

作品について

すべてを手作りにより西欧建築をモチーフにしたテラコッタの植木鉢等をつくっています。
型を使うことなく手作りの作品ですので、工場で作られる大量生産品と違った
手の感触が残る出来上りとなっています。
平面的な装飾模様でなく、立体感のある浮き出た模様や
陰影のある彫りこみをもった味わいある表現となり
量産品ではつくることのできない作品となってます。
また、一つひとつを単品で制作をするので世界にふたつとない作品となります。
                                                       ヨーロッパを旅すると建造物の歴史的風格、威風堂々としたすがたに圧倒された
経験のあるかたが多いと思います。
ローマ世界の影響を受けたこれらの国々の建物には伝統に培われた様式美があり、
いまの時代にも感性をうたされます。
                                                       そのような建物のもつ醍醐味を引出し、植木鉢や置物に表現して遠い時間、
遠い場所にあるものを甦らせて、同じ空間で身近に接することのできる
作品としています。
作品一つひとつが軽快・重厚・均整・素朴・華麗・気品等の個性をもち、
それぞれの場を演出してくれることでしょう。
                                                       手作りで無骨なところもありますが、そんな作品を見てください。
また、手作りサイトミンネZACCHALLAで一部販売をおこなっています。
      

 

作者について

建設会社に勤務し一級建築士として数多くの建物施工に携わり、
モノづくりに励んできました。
若い頃、建築を学び始めた4月に教わった古代ギリシャの建築様式のことが、
長くアタマに残像としてありました。

千葉にあるテラコッタ工房 ポダミにおいて講師の指導をうけるうちに、
残像としてあったギリシャ建築がよみがえり、創作のテーマとするように
なりました。
つくるモノが大きな物から小さなモノになりましたが、焼き上がった作品を
手にした時の感動は格別です。